どうもじんでんです。今回はNASについてお話しします。
私はブログを運営していて、様々なデバイスを使用しています。スマホやカメラで写真を取り、タブレットで記事を書き、PCで仕上げをしています。その中でデータのやり取りと保存、バックアップに問題が出てきました。
写真データについては、SDカードでスマホからPCに移動して編集しています。記事データについては、Googleドキュメントで下書きしています。クラウド上に保存されているので、データのやり取りは問題ありません。
データを複数のデバイスでやり取りすると、移動の煩わしさや一括しての保管に問題が出てきます。
またブログのデータは大事なデータなので、キチンとバックアップを取りたいと思いNASを導入することにしました。今回は選ぶポイントについてまとめました。
NASとは?
NASとは「Network Attached Storage」の略称で、ネットワーク接続型ストレージのことです。他にもネットワークHDDやネットワーク対応HDDなんて読んだりします。
簡単に言うと、ネットワーク(LAN)上に設置する外付けHDDみたいなものです。
NASの特徴
NASはネットワーク上にストレージがあるので、様々なデバイスからアクセスできます。LANやWi-Fiでネットワークに接続できる機器なら、PCやスマホ、タブレットからもアクセスできます。データの一括管理が可能になります。
しかしネットワークでデータのやり取りをするので、転送速度は遅くなります。小容量ならストレスない範囲ですが、動画などの大容量データは気をつけた方がいいでしょう。
また24時間起動しているので、電気代がかかります。省エネ機能もあるのでそんなに高額にはなりませんが。
代表的なメーカー
NASは様々なメーカーから発売されています。しかし注意しなければいけない事があります。それは「完成品」と「キット」が存在することです。
完成品の代表的なメーカー
- BUFFALO(バッファロー)
- IODATA(アイ・オー・データ)
キットの代表的なメーカー
- Synology(シノロジー)
- QNAP(キューナップ)
- NETGEAR(ネットギア)
選ぶポイント
NASを選ぶ上で、大事なポイントがいくつかあります。
完成品かキットか
NASには大きく分けて「完成品」と「キット」があります。完成品はHDDが初めから内蔵されています。キットはHDDを別で購入すると必要があります。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
完成品の特徴
初期設定が簡単で、初心者でも簡単にできます。費用も別途HDDの購入が不要なので安価です。しかしスペックはキットに比べて低い傾向にあります。また、拡張性も乏しいです。
キットの特徴
初期設定が完成品に比べて難しいです。費用は別途HDDを用意する必要があるので高価になります。しかし手持ちのHDDを流用したり、コスパの良いHDDを選べば、完成品より安価になる場合もあります。HDDを自分で選べるので、サーバ用途の高耐久HDDを選べるなど自由度が高いのも魅力です。
性能や拡張性も高いですが。メモリの増設ができたり、アプリの導入による拡張も可能な機種もあります。
ドライブベイの数
ドライブベイとはHDDを入れるところです。ドライブベイの数=HDDの数です。当然多い方がより多くのHDDを搭載できるので、大容量のNASが実現できます。
また次に紹介するRAIDも、レベルによって必要になるHDDの数が変わるので選ぶポイントになります。
RAID機能
ほとんどのNASがRAID機能に対応しています。しかしRAIDにはいくつかのレベルがあり、機種によって対応するレベルは違ってきます。
求めるRAIDに対応しているかがポイントになってきます。
ホットスワップ対応
ホットスワップとは、NASを停止せずにHDDの交換ができる機能のことです。通常はNASの電源を落として交換する事になります。
一般的な家庭用の用途であれば、24時間停止できないなんてことはないと思います。しかし会社での用途やWebサーバ用途で有れば、停止が困難な事もあるかと思います。そんなに時にホットスワップに対応していれば、停止せずにHDDの交換が可能になります。
またホットスワップに対応していれば、簡単にHDDの交換ができるメリットもあります。ホットスワップに対応していない機種は、本体をバラしてネジ留めで交換すると機種が多いです。ホットスワップに対応している多くの機種が、ネジ留めなしや本体からHDDに簡単にアクセスできる様になっています。
マルチメディア機能
NASにはマルチメディア機能が搭載されているものがあります。NAS内に音楽・写真・動画データを置いておくと、テレビやスマホやタブレットで簡単に楽しむ事ができます。しかし対応している規格によって、扱えるファイルが変わってきます。
- DLNA
- DTCP-IP
- DTCP+
これらの規格に対応しているかの有無で扱えるファイルが変わります。詳しくはまた今度、記事にしたいと思います。
これもNASを選ぶ重要なポイントです。
まとめ
- NASはネットワーク上に置く外付けHDDみたいなもの
- 大きく分けて完成品とキットに分かれる
- ドライブベイの数は容量やRAIDに関係する
- RAIDにはレベルがあり、機種によって対応するレベルが違う
- ホットスワップはNASを停止せずにHDDを交換できる機能
- マルチメディア機能は対応している規格によって扱えるファイルが変わる
NASは決して安価なものではありません。また様々な種類があり、選ぶのが難しいです。少しでも参考になればと思います。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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