どうもじんでんです。今回はSSDを選ぶポイントについてまとめました。
今やメインのストレージとしてだいぶ普及してきたSSDですが、未だに進化を続けています。一口にSSDといっても色々あります。
SSDとは?
SSDとは「ソリッドステートドライブ(Solid State Drive)」とも呼び、それの頭文字をとって「SSD(エスエスディー)」と言います。
パソコンを構成するパーツでは、ストレージに分類され「HDD」や「USBメモリー」の仲間です。
SSDの選び方
SSDを購入する際に、押さえておきたい項目があります。それらをもとに自分の求めるSSDを選ぶといいでしょう。
サイズ
SSDには大きく分けて2つのサイズがあります。
それは「2.5インチ」と「M.2」です。この他にも「1.8インチ」と「mSATA」がありますが、一般的ではないので割愛します。
それぞれの特徴は次の通りです。
2.5インチ
HDDの2.5インチと同じサイズなので、様々な機器に搭載できるのがメリットです。現在、最も普及しているSSDと言っても良いでしょう。しかし接続規格がSATAに限られており、性能の限界にきています。しかしHDDに比べれば断然、高速な転送速度です。
M.2
2014年頃より登場した、比較的新しい規格です。PCによっては、接続スロットを持っていないものもまだ多くあります。また接続規格も複数あり、組み合わせによってはスロットに刺さらない場合もあります。
SATA接続の限界を超えた、高速な転送速度で通信できるのが特徴です。※NVMe接続に限る。
NANDフラッシュメモリのタイプ
SSDには実際にデータを記憶しておく、NANDフラッシュメモリというパーツがあります。これには種類があり、それぞれ主に性能や耐久性とコスト面に優劣があります。
HDDでは価格と容量が概ね比例していました。しかしSSDではこのNANDフラッシュメモリのタイプにより、同じ容量でも大幅に価格が違ってきます。
SLC
SLCは「Single Level Cell(シングルレベルセル)」の略称です。1つのセルに1ビットの情報を記録します。
その特性から大容量化が難しく価格も高価で、一般向けではありません。しかし転送速度や耐久性などの性能面は最も優れています。
MLC
MLCは「Multi Level Cell(マルチレベルセル)」の略称です。1つのセルに2ビットの情報を記録します。
一般向けで多くの製品に採用されています。性能面ではSLCに劣りますが、一般向けの製品では最も性能が高いと言えます。性能を求めるのであれば、おすすめするタイプです。
TLC
TLCは「Triple Level Cell(トリプルレベルセル)」の略称です。1つのセルに3ビット情報を記録します。
MLCと同じくらいに一般向けの製品に採用されています。MLCに比べて性能面は劣りますが、価格が安いのが特徴です。価格と性能でバランスの取れたタイプです。
QLC
QLCは「Quad Level Cell(クアッドレベルセル)」の略称です。1つのセルに4ビット情報を記録します。
2020年現在において最も新しいタイプで、TLCよりも価格が安いのが特徴です。しかし登場したばかりで、性能面には不安があります。安価に大容量を求めるならこのタイプを選ぶといいでしょう。
まとめ
- サイズは「2.5インチ」と「M.2」がある
- NANDフラッシュメモリのタイプがいくつかある
- 性能はSLC > MLC > TLC > QLCになる
- 価格も性能と同じ順で高価になる
現在SSDは、システムドライブとして一般的になっています。また高性能化や低価格化で様々なタイプが登場しています。決して容量と価格だけで判断しないようにしましょう。
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
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