新しいSIMのカタチ!eSIMってナニ?

スマートフォン関係
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どうもじんでんです。今回はeSIMについてまとめました。私事ながらスマホが壊れて、iPhoneSE(2020)に買い替える事になりました。その為にどうしても、eSIMを利用しないといけない状態になったので調べてみました。

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SIMとは?

まず始めにSIMについて簡単に説明します。

SIMとは、スマートフォンに装着されているICカードです。通信が可能なスマートフォンには必ず装着されています。SIMには契約者の情報や電話番号などが記録されています。

その為にSIMを入れ替えるだけで、簡単に違う端末に機種変更する事が可能となっています。

※SIMロックが掛かっているなど、キャリアを跨ぐ変更はできない場合もあります。

中古端末を買った場合も、キャリアショップに行かずしても自分で入れ替えればすぐに使用できます。

逆にSIMが入っていない端末は通信が不可能になります。Wi-Fiに繋げばデータ通信は可能です。

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SIMの新しいカタチ

SIMはこれまでに端末の小型化に伴い、徐々にサイズが小さくなってきました。今現在までに存在したサイズは次の通りです。

  • 標準SIM
  • microSIM
  • nanoSIM

現在の最新端末はnanoSIMが主流となっています。

これ以上に小さくなる事は無いだろうと思っていました。しかし最近になって、新たな形のSIMが登場しました。

それが今回紹介する「eSIM」です。

nanoSIMでも小さいのに、今度はどれだけ小さくなったのかと思います。しかし逆転の発想で「eSIM」には物理的なカードは存在しません。
小さくなるどころか、無くなってしまったのです。

これについて詳しく解説します。

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eSIMとは

eSIMは「Embedded SIM」の略称です。「Embedded」には「埋め込み」という意味があります。

言葉の通り、端末に埋め込まれたSIMという事になります。それ故に物理的なカード型のSIMが必要ありません。

eSIMではアプリやQRコードの読み取りなどで、「プロファイル」という情報を読み込む事で通信が可能になります。

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eSIMのメリット

eSIMを利用するメリットはいくつかあります。

端末の小型化

まずは物理カードがない事による、端末の小型化が期待できます。

カード自体は小さな物ですが、差し替える為にスロットが必要になります。それが無くなると、端末を更に薄くできるかもしれません。

最近ではスマートフォンだけでなく、様々な機器が通信する時代です。今後はこのような機器でもeSIMが活躍すると考えられます。

キャリア変更などの契約の簡易化

現在は大手キャリアであれ格安SIMであれ、各社専用のSIMとなっています。それ故にキャリアを変更する場合は、SIMカードの変更が必要となっています。

大手キャリアで有ればショップが多くあるので、その日のうちに変更が可能です。

しかし格安SIMでは、店舗が無い又は少ないところが多いです。店舗が近くに無い場合はWebで契約して、郵送によるSIMカードの送付という手段をとっています。これでは利用できるまでに数日を要してしまいます。

これがeSIMになるとWebだけで完結でき、ほんの数十分で利用開始できます。

様々なプランが多く出てきている今、簡単に乗り換えられるのは大きなメリットです。

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eSIMのデメリット

eSIMにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

しかし殆どが、新しい技術で世の中が対応していない物ばかりです。時が進めば解消されるでしょう。

対応端末が少ない

eSIMはまだまだ登場したばかりの技術で、対応している端末は少ないのが現状です。

2020年8月現在で対応している端末は次の通りです。

  • iPhoneX以降のiPhone端末
  • iPad、iPad mini、iPad Pro
  • surface pro
  • Google Pixel 4、Pixel 4 XL
  • Rakuten Mini

※代表的な端末のみを記載しています。またOSのバージョンや世代によっては対応していない場合があります。

グローバル展開している端末が対応している印象です。これからは徐々に増えていく事でしょう。

通信事業者やプランが少ない

2020年8月現在でeSIMに対応しているプランを提供している、国内の通信事業者は2社しかありません。

  • Rakuten Mobile
  • IIJmio

またプランもRakuten Mobileは1つ、IIJmioは2つしかありません。殆ど選択肢が無いに等しい状況です。

特に大手キャリアにプランがないのが、普及の妨げになっていると思われます。

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まとめ

  • eSIMはSIMの新しいカタチ
  • 物理カードは存在せず端末に埋め込まれている
  • 端末の小型化が可能になる
  • 通信事業者の変更が早く簡単になる
  • 対応端末やプランが少ない

eSIMはまだまだ、普及しているとは言えません。しかし今後は普及していく事でしょう。普及して端末やプランが増えれば、もっと便利になる事でしょう。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

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